ぴよがいくんの恩返し

鶴見さんに恩返しをしようと考えたぴよがいくん。
お金はないが機織り機はある。
昔、鶴見さんに読んでもらった鶴の恩返しのように自分の羽を織り込んだ織物をつくろうと決心する。しかし、しょせんは小さなひよこちゃん。
機織りだって初めてで、ハンカチサイズのものしか作ることができなかった。
それでも、ぴよがいくんの体にはハゲができてしまった。
大人ぴよがいくんも、同様にハゲができてしまった。
小さなぴよがいくんを思い浮かべながら、しょうがないなぁとつぶやく大人ぴよがいくん。

ぴよがいくんはついにハンカチ(大きな織物はあきらめた)を作り、鶴見さんにハンカチを渡す。
「ちゅるみしゃん……はんかち」
「おや、これは」
機織り機を指さすぴよがいくん。
よく見ればぴよがいくんの体にところどころはげができてしまっている。
「ぴよがいくん……」
鶴見さんはぴよがいくんを抱き上げると、ありがとうとぴよがいくんに伝える。
「ずっと大切にするよ」
「ちゅるみしゃん」
嬉しそうにぴよがいくんは鶴見さんに抱き着いた。

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