鶴江渡 永遠に麗しく、菫の花よ5(最終更新5/14)

江渡貝は鶴見の手を一度握る。 暖かな手を握る手の反対側で、零れ落ちた涙をぬぐった。 「怖かったね」 そう言うと鶴見は江渡貝の頭を撫でた。 たしかに江渡貝の手は冷えており、頬紅を塗っているものの、顔色は決して良くはなかった…

海が聴こえる(鶴江渡)

海が聴こえる あぁ、この箱。 江渡貝は作業の手を止めて窓際に置いていた小さな小箱に目をやった。 「開けてみようかな」 この小箱は江渡貝が鶴見からもらったものだった。 鶴見は「明日、ここを出発するから2,3日帰ってこない。…

記憶 鶴江渡的なもの

鶴江渡的なもの。現パロ。 僕には昔から動物園に行くと、水族館に行くと妙に緊張した。 今現在は憧れの鶴見さんが隣にいるから、というのも緊張している原因かもしれない。 今日、僕と鶴見さんは動物園に来ていた。 北国にある小さな…

百合な鶴江渡 後天的女体化

ある日突然女の子になってしまった鶴江渡の話。 朝目が覚めると、江渡貝の身体は女の子の身体に変わっていた。 前世であれば、おちんちんのない体をしていたが、やはり、普段ついているものがないと違和感を感じる。それに、思いのほか…

江鶴江 永遠に麗しく、菫の花よ4(20200509追記)

「また誘ってくださいね」 そう連絡したのは10分ほど前のことであった。 返事はまだ来ていないよね。江渡貝は半分緊張しながらスマホの画面をのぞいた。 もう半分は、調子にのってこんな風に先生を振り回して本当は迷惑に思っている…